昭和20年10月に産声をあげた宝くじは、戦後の新生日本とともに歩み、人々の暮らしの変化に合わせ、様々な歴史を積み重ねてきました。宝くじの最高賞金額は大幅に上昇し、数字選択式宝くじやスクラッチなど多様な宝くじが登場しています。
また、社会貢献のあり方も、時代のニーズに合わせ変化しています。平成23年の東日本大震災においては地域復興にはたす宝くじの役割があらためて注目されました。
平成28年度の宝くじの販売実績額は8,452億円に達し、収益金額は3,348億円となりました。収益金は発売元の全国都道府県及び20指定都市に納められ、公共事業等の費用として人々の生活に役立てられています。
現在発売の宝くじは発売元によって6つに分けられ、
となります。宝くじの種類及びそれぞれの価格は、以下のとおりです。
平成27年の「年末ジャンボ宝くじ」(第688回全国自治)では1等7億円に前後賞各1億5,000万円を合わせて10億円という賞金が登場しました。
平成28年の「年末ジャンボ宝くじ」(第704回全国自治)、「年末ジャンボミニ1億円」(第705回全国自治)及び「年末ジャンボプチ1000万」(第706回全国自治)は、各1枚300円で販売実績合計額1,703億円(約5億6,785万枚)でした。これは、赤ちゃんからお年寄りまで日本の人口1人あたり「年末ジャンボ宝くじ」、「年末ジャンボミニ1億円」及び「年末ジャンボプチ1000万」を合計4.4枚(金額で約1,330円)ずつ購入したことになります。
平成28年度「宝くじ長者白書」に発表された1,000万円以上の高額当せん者モデル人間像は、男性は購入歴10年以上で60歳以上、30枚購入した山羊座の会社員、イニシャルはK.Kさん。女性は購入歴10年以上で60歳以上、10枚購入した水瓶座の主婦、イニシャルはM.Kさんでした。
※イニシャル・・・「名前・姓」の順
最近はプレゼントとしても利用される宝くじ。ジャンボ宝くじは様々な商戦の景品などに。好きな数字を選べる数字選択式宝くじは、日付や語呂合わせの数字を組み合わせることができるので、誕生日やクリスマス、結婚記念日の際のギフトとしても親しまれています。