宝くじの歴史

ニーズに合わせた賞金体系

平成10年に行われた宝くじの法律「当せん金付証票法」の改正により賞金の大型化がすすみました。平成11年5月の「ドリームジャンボ宝くじ」(第393回全国自治)では1等2億円、1等・前後賞合わせて3億円となり、12年に登場した「ロト6」ではキャリーオーバーの発生で最高賞金4億円が実現しました。平成13年9月の第429回全国自治宝くじは「オータムジャンボ宝くじ」の名称で発売され、1等・前後賞合わせて2億円という賞金額と新しくジャンボに仲間が増えたことが話題となりました。こうして宝くじ人気はますます高まり、同年度の年間販売実績額は初めて1兆円を突破しました。
賞金の大型化はさらにすすみ、平成24年2月の「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」(第617回全国自治)では、1等3億円、1等・前後賞合わせて5億円となりました。加えて、平成24年の法改正により、同年7月の「サマージャンボ宝くじ」(市町村振興 第624回全国自治)では1等賞金が4億円となり、翌25年の「年末ジャンボ宝くじ」(第651回全国自治)の5億円を経て、27年11月の「年末ジャンボ宝くじ」(第688回全国自治)では1等7億円、1等・前後賞合わせて10億円の大台に達しました。さらに数字選択式宝くじでは、平成25年に13年ぶりに新しい仲間「ロト7」が誕生し、キャリーオーバー発生時には最高賞金8億円と超大型の賞金体系が実現しました。この最高賞金額は平成29年2月の改定により2億円増額され、「1等10億円」の時代が到来しました。
一方、いわゆる“本数派”のファンの声に応える形で、1等の当せん確率が高く設定された中間賞金型くじが、ジャンボ宝くじと同時に発売されています。

宝くじの最高賞金額の主な推移

10万円
(1等)
昭和20年10月
政府第1回宝籤
100万円
(特等)
昭和22年12月
政府第9回宝籤
1,000万円
(1等)
昭和43年12月
第76回全国自治宝くじ
3,000万円
(1等)
昭和55年5月
ドリームジャンボ宝くじ
(第158回全国自治)
9,000万円
(1等6,000万円と前後賞各1,500万円)
昭和62年11月
年末ジャンボ宝くじ
(第245回全国自治)
1億円
(1等6,000万円と前後賞各2,000万円)
平成元年11月
年末ジャンボ宝くじ
(第270回全国自治)
1億円
(1等)
平成8年7月
阪神・淡路大震災復興協賛宝くじ
(第354回全国自治)
3億円
(1等2億円と前後賞各5,000万円)
平成11年5月
ドリームジャンボ宝くじ
(第393回全国自治)
4億円
(1等)
平成12年11月
ロト6 (第6回)
5億円
(1等3億円と前後賞各1億円)
平成24年2月
東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ
(第617回全国自治)
5億円
(1等4億円と前後賞各5,000万円)
平成24年7月
サマージャンボ宝くじ
(市町村振興 第624回全国自治)
6億円
(1等4億円と前後賞各1億円)
平成24年11月
年末ジャンボ宝くじ
(第633回全国自治)
8億円
(1等)
平成25年5月
ロト7 (第7回)
7億円
(1等5億円と前後賞各1億円)
平成25年11月
年末ジャンボ宝くじ
(第651回全国自治)
10億円
(1等7億円と前後賞各1億5,000万円)
平成27年11月
年末ジャンボ宝くじ
(第688回全国自治)