宝くじの歴史

日本の“くじ”は箕面山瀧安寺から

世界の“くじ”の歴史をたどると、約2,000年も昔、ローマ時代にまでさかのぼります。しかし、今日のような“近代的富くじ”となると、時代はずっと後になり、15世紀半ばのオランダで、町の建設や要塞構築などの資金調達のため、富くじを発行した記録が残されています。

一方、日本の富くじの起源は、江戸時代初期の寛永元年(1624年)頃※。摂津国(せっつのくに)(現在の大阪府)の箕面山瀧安寺(みのおさんりゅうあんじ)で、正月の元旦から7日までに参詣した善男善女が、自分の名前を書いた木札を唐びつの中に入れ、7日の日に寺僧がキリで3回突き、3人の“当せん者”を選びだし、福運の“お守り”を授けたのが起こりとされています。
※さらにさかのぼって天正3年(1575年)ともいわれています。