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新・宝くじドラマCM『彼と彼女と12億男』役とともに歩んだ3年間の記憶 神木隆之介/上白石萌音/山本耕史

新・宝くじドラマCM『彼と彼女と12億男』役とともに歩んだ3年間の記憶 神木隆之介/上白石萌音/山本耕史

2023年にスタートした数字選択式宝くじのドラマCMシリーズ『彼と彼女と12 億男』が、ついに完結。
3年間にわたる撮影や役作りの裏側、そして作品に込めた思いに迫る

(『SWITCH』1/20発売号より)

ACTOR
神木隆之介|変化していく姿を

 「ロト」「ナンバーズ」などの数字選択式宝くじの魅力を、ドラマ仕立てで表現するCMシリーズ「彼と彼女と12億男」。2023年から続いてきた本シリーズが、このほどエピソード(以下:EP.)24をもって完結する。
 神木隆之介が本シリーズで演じてきたのは、建築デザイナーの〈神木〉。上白石萌音演じる同僚〈萌音〉と過ごす平穏な日常が、山本耕史演じる謎の男〈コージ・ヤマモト〉の登場によって少しずつ変化していく。その様子がユーモラスに描かれてきた。
 「CMの短い時間の中でもちゃんと伝わるよう、お芝居では明確なリアクションを心がけていました。好意を寄せている〈萌音〉が〈コージ〉から影響を受ける様子を見て、〈神木〉は嫉妬します。そうしたエピソードがいくつもありますが、その嫉妬の表現にもバリエーションをつけてきたつもりです。〈神木〉も次第に〈コージ〉からの影響を受けていきます。その変化がどう現れていくか、シリーズの中でのタイミングや塩梅も綿密に考えながら演じてきました」
 最終話となるEP.24「父と母と12億男」では、〈コージ〉が未来からやってきた〈神木〉と〈萌音〉の息子だった、という驚きの真実が明かされる。演技には、その結末を踏まえた上でのニュアンスも加えられた。
「台詞の語尾を〈コージ〉っぽくアレンジしてみたんです。〈神木〉が〈コージ〉のようにロト申込カードを胸元から取り出すカットもありますが、シャツのボタンは〈コージ〉同様二つ外し(笑)。そうした細部から“この人が〈コージ〉を育てていく”という匂いを醸し出せたらと考えました」
 連続ドラマのように、3年かけて一話ずつ丁寧に積み重ねてきた。だからこそ、オススメの視聴法がある。
「公式サイトで24本のCMを一本に繋げた動画が観られるので、ぜひご覧になってみてください。〈神木〉が変化していく様子を、物語のように楽しんでいただけたら嬉しいです」

  • お気に入りのエピソード

    episode 10 / 踊るべき時

    「Shall we chance?」

  • お気に入りのコージさんの名言

    「チャンスの女神は気まぐれだ。
    一度逃すと、もう微笑まないぜ。」

    episode 2 / チャンスの女神

神木隆之介 1993年生まれ。俳優。近年の主な出演作に連続テレビ小説『らんまん』、映画『ゴジラ-1.0』、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』、ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』などがある

ACTOR
上白石萌音|朗らかで真剣な

 上白石萌音が演じる〈萌音〉のキャラクター設定は、「真面目で几帳面な人物」。そんな〈萌音〉が〈コージ・ヤマモト〉に刺激され、感化されていく様子が本シリーズでは描かれてきた。
「私自身は不真面目ではないと思うのですが、あまり几帳面なほうでもないような……でも、ものすごく几帳面な日もあるので、〈萌音〉は私のような私ではないような人かなと思います。平凡を愛しながら、どこかで刺激を求めている。そこは少し似ているかもしれません」
 現場では神木と山本に付いていこうという一心だった。お気に入りのEP.は16「熱」。神木と山本のすごみを実感したと振り返る。
「このあたりからシリーズのギアが一段上がったような気がしています。現場は薄暗く少し湿っていて、その中央で炎が燃えたぎっていて、〈コージ〉さんが何やら叫んでいる。撮影時の耕史さんの鬼気迫る姿が忘れられません。また、そうした時の神木さんのアクションは職人技で、炎の熱さを感じながら、避けながらの台詞回しが見事でした。短い尺で細かなニュアンスまで表現し切る。すごいお二人です」
 3年続いた本シリーズが完結すると聞いた時には、寂しい気持ちもありつつ、長く続くシリーズとなったことへの嬉しさも湧き上がってきたという。
 「EP.21『プロポーズ』とEP.22『彼と彼女の結婚式』を撮影した日、みんなで結末を予想したんです。その中の一つに“コージさんが未来から来た二人の息子”というものもありました。これまでの“いかようにも転び得る”ストーリーを思うと、結末には驚かなかったのが正直なところです。現場はいつも朗らかかつ真剣そのもので、神木さんと山本さんのプロフェッショナルな熱演を間近で勉強させていただき、とても幸せな時間でした。予測不能なシリーズを楽しんでくださったみなさま、ありがとうございました。いつかまた、ふと私たちのことを思い出していただけたら嬉しいです」

  • お気に入りのエピソード

    episode 16 / 熱

    「かつてない熱さだ…」

  • お気に入りのコージさんの名言

    「いや、お金はあったほうがいい」

    episode 21 / プロポーズ

上白石萌音 1998年生まれ。俳優・歌手。主な出演作に映画『君の名は。』、『夜明けのすべて』、ドラマ『法廷のドラゴン』、舞台『ダディ・ロング・レッグズ』、『千と千尋の神隠し』などがある

ACTOR
山本耕史|幻なのか妖精なのか

 トレードマークは白いシャツ。ボタンを二つ外した胸元から、ロト申込カードを取り出すのがお約束。山本耕史演じる〈コージ・ヤマモト〉はその大胆な言動で〈神木〉と〈萌音〉を驚かせつつ、二人に“刺激”を与えてきた。
 「序盤の撮影では、よく監督から『怪しげに』と指示がありました。振り切ってそう演じてみたら、視聴者が楽しんでくれた。毎回、遊ばせてもらいました。〈コージ・ヤマモト〉ならこれぐらいはアリ、という振り幅が次第に出来上がっていった感じです」
 〈コージ・ヤマモト〉が発する数々の「金言」も、本シリーズの魅力の一つ。EP.5「積み重ねる男」の「重ねすぎちゃって……いいじゃないか。積み重ねた先に見えてくる景色がある」が特に印象深い、と山本は振り返る。
「“夢を見よう”というメッセージと、“ロトを買ってほしい”という思いの絶妙なコラボレーションだと思います。〈コージ・ヤマモト〉は“現実的”と“夢見がち”の間に存在し、どちらにも振り切っていないのが実はすごい。このシリーズに“品”を感じるのは、その在り方も大きいと思います」
 EP.2「チャンスの女神」ではずぶ濡れで颯爽と登場し、EP.10「踊るべき時」では難易度の高いダンスをこなし、EP.16「熱」では山本いわく「ジャン・バルジャンのように炎を浴びた」。毎度意表を突く〈コージ・ヤマモト〉とは何者なのか。山本自身もその正体をあれこれ想像したという。
 「幻なのか、はたまた妖精なのか。でも実は〈神木〉と〈萌音〉の息子だった。こんなきれいな結末が待っているなんて驚きでした。毎回CMの最後に映る〈神木〉、〈萌音〉、〈コージ〉の三分割カットはこれまで“よくわからない存在”として怪しく演じてきましたが、最終話だけは“二人の子ども”として優しさと愛情を持って演じたつもりです。毎回遊び心があり、単発的な面白さもあったシリーズですが、完結してみると一貫している感じもする。うまくまとまったと思います」

  • お気に入りのエピソード

    episode 10 / 踊るべき時

    「Shall we chance?」

  • お気に入りのコージさんの名言

    「重ねすぎちゃって……いいじゃないか。
    積み重ねた先に見えてくる景色がある」

    episode 5 / 積み重ねる男

山本耕史 1976年生まれ。俳優。近年の出演作にNetflixシリーズ『地面師たち』、日米合作ミュージカル『RENT』など。ドラマ『新年早々不適切にもほどがある!~真面目な話、しちゃダメですか?~』に出演中

PHOTOGRAPHY: GOTO TAKEHIRO TEXT: SATO CHIHO

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